株式会社アスキー(かぶしきがいしゃ、ASCII CORPORATION)とはかつて存在した角川書店グループの企業。現在の社名は株式会社アスキー・メディアワークス。現在のドラゴンランスシリーズの版元である。
ドラゴンランスとの関わり[]
アスキーは、2002年に米Wizards of The Coast社からダンジョンズ&ドラゴンズ小説の全版権を取得、かつて富士見書房で刊行されていたドラゴンランス・シリーズを一部復刊したのに加え、未訳作品や最新作品の邦訳を刊行した。
もともとは、1977年に西和彦と塚本慶一郎(後に独立して株式会社インプレスを設立)が月刊アスキーなどの雑誌を発行するために設立した会社である。ゲームソフトなども手がけていた時期もあり、その業務関連性の高さから、ドラゴンランス・シリーズの刊行に取り組むことになったと思われる。
ドラゴンランス・シリーズの大半の書籍が、株式会社エンターブレインと共同で出版にあたっていたため、現在大半のドラゴンランス・シリーズ書籍が廃刊状態となっているが、復刊の可能性はあるという。
2008年4月1日付で同じ角川グループ傘下のメディアワークスと合併、消滅会社となったため、現在はアスキー・メディアワークスとなった。なお、メディアワークスはかつてダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)のルールブックや小説、リプレイなどを文庫形式で発売していたこともあった。
主な雑誌・書籍[]
※現在はアスキー・メディアワークスが発行している
- 月刊アスキー
- AhSKI!(年刊ア・スキー)- 月刊アスキーのパロディ版
- アスキーPC Explorer
- 週刊アスキー
- アスキー・ドットPC
- MACPOWER
- MacPeople
- ネットワークマガジン
- UNiX MAGAZINE
- Linux magazine
- BSD magazine
- パロディ版 年刊 BSD magazine
以下は関連会社「エンターブレイン」に出版元が移った。
- ログイン
- ファミ通
- テックウィン(2003年までアスキー発行)
主なゲームソフト[]
アスキーは2002年にゲーム開発・販売から撤退している(ゲーム周辺機器事業はサミーが継承)。
- ボコスカウォーズ
- Emmyシリーズ
- ザ・キャッスルシリーズ
- エグゾアシリーズ
- 賢者の遺言
- ベストプレープロ野球シリーズ
- アムノーク
- ダービースタリオンシリーズ
- ウィザードリィシリーズ(PC-9801・PC-8801・X1・FM-7・ファミコン・ゲームボーイ)
- RPGツクールシリーズ
外部リンク[]
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