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ドラゴンランス(小説)

『ドラゴンランス』は、トレイシー・ヒックマンマーガレット・ワイスが執筆した小説三部作。1984~1985年にかけて発表された、ドラゴンランスシリーズ最初の小説作品である。かつて富士見書房から刊行されていたときは、「ドラゴンランス戦記」と命名されていたが、2002年にアスキー/エンターブレインから注釈付き改訂版が登場した際には『ドラゴンランス』に改題された。アメリカ本国では、"Chronicles Trilogy"と呼ばれている。

書籍

英語版

  1. Dragons of Autumn Twilight (April 1984) ISBN 0-88038-173-6
  2. Dragons of Winter Night (April 1985) ISBN 0-394-73975-2
  3. Dragons of Spring Dawning (September 1985) ISBN 0-88038-175-2

The Annotated Chronicles (December 1999) ISBN 0-7869-1870-5

邦訳版

  1. 廃都の黒竜
  2. 城砦の赤竜
  3. 氷壁の白竜
  4. 尖塔の青竜
  5. 聖域の銀竜
  6. 天空の金竜

邦訳版は英語版を各2分冊したものになる。

主な登場人物

タニス・ハーフ=エルヴン (Tanis Half-Elven)
本名タンサラス。ハーフエルフ。リーダー的存在で、弓と剣の名手。彼の母親はクォリネスティ・エルフの王女だったが、人間の戦士に暴行されて彼を身ごもった。幼少時はエルフたちの間で育ったが、出自のせいで疎んじられ、長じて森を出奔した。純血のエルフには決して生えない髭を生やしているのはコンプレックスの現れである。キティアラとは恋仲であったが、フロットサムでドラゴン卿となっていた彼女に偶然再会、その事ががきっかけで仲間達と仲が悪くなりかけた。後にキティアラへの恋は本当の愛から来るものではない事に気が付き、ローラナとの真摯な愛に目覚める。
スターム・ブライトブレイド (Sturm Brightblade)
人間。高潔なソラムニア騎士。騎士道が形骸化している中にあって、騎士の掟と名誉を第一に考える真の騎士。彼の父も高潔なソラムニア騎士だったが、ある戦の前に幼い彼と妻を連れて逃亡、その後消息が絶たれ死んだものと思える。しかし彼は父を尊敬しており、彼の鎧や剣は父の形見である。これらの事情を知っている父の友人の騎士達は彼に暖かく接する。物語序盤は正式なソラムニア騎士ではない従士(スクワイヤ)であったが、騎士団の騎士審理により<冠>の勲爵士団に迎えられ、大司教の塔防衛戦では冠勲爵士団の司令官に任ぜられるが、ドラゴン卿キティアラとの一騎打ちで破られ死亡。以後騎士団ではスタームこそ真の騎士の姿であると崇拝される。シルヴァネスティ・エルフの女王アルハナ・スターブリーズからは慕われており、後の物語で重要な役割を果たす宝石<スタージュエル>を受け取る。
フリント・ファイアフォージ (Flint Fireforge)
丘ドワーフ。頑固だが腕の良い細工師で、頼もしい戦士でもある。「子供たち」のお目付け役をもって任じている。実は年齢のせいで身体に衰えがきているが、仲間の手前意地を張っている。
タッスルホッフ・バーフット (Tasslehoff Burrfoot)
ケンダー。いたずら好きだが、軽い身のこなしで偵察を行ったり、地図で道を示したりと冒険には欠かせない男。非常に好奇心旺盛でちょこまか動き回る。他人の持ち物が“勝手にポケットに転がり込んでくる”こともしばしば。しかしそれはあくまでも好奇心から“少し借りている”だけなので、盗賊呼ばわりされると彼は深く傷つく。
キャラモン・マジェーレ (Caramon Majere)
人間。レイストリンの双子の兄。怪力で屈強な戦士。大食漢。あまり物事を深く考えない。弟を溺愛している。
レイストリン・マジェーレ (Raistlin Majere)
人間。キャラモンの双子の弟。若年にして「大審問」に合格した優秀な魔術師。ある理由から、極めて脆弱な体である。赤いローブ(中立)の魔術師だったが……。
ティカ・ウェイラン (Tika Waylan)
人間。料理が得意で快活な娘。元ウェイトレス。後にキャラモンの妻となる。フライパンでの攻撃が得意。後に盾も武器として使うようになる。
ゴールドムーン (Goldmoon)
人間。平原の蛮族ケ=シュの族長の娘であり金と銀の髪を持つ美女。後に「癒しの女神ミシャカル」の僧侶となり、人々を「真の神々」の教えへと導く。
リヴァーウィンド (Riverwind)
人間。ケ=シュ族の羊飼い。ゴールドムーンとの恋を認めてもらう為に探索の旅に出、持ち帰った「青水晶の杖」が数々の事件の発端となる。
キティアラ・ウス=マタール (Kitiara uth Matar)
キャラモンとレイストリンの異父姉。美しく奔放な女性。父譲りで剣の腕に優れ、傭兵を生業とする。タニスとは恋仲だったが、ドラゴン軍に入隊して彼らとは袂を分かった。
ローラナ (Laurana)
本名ローラランサラーサ。クォリネスティ・エルフの王女。タニスの従姉妹で幼馴染。美しく純粋な女性で、幼少時からタニスを慕っている。
ギルサナス (Gilthanas)
ローラナの次兄。クォリネスティ・エルフの第二王子。戦士/魔法使い。タニスに対しては複雑な感情を持つ。後に重要な役割を担うこととなる。
フィズバン (Fizban)
旅の途中で一行に加わる老魔術師。一見耄碌している様に見えるが……。得意技はファイヤーボールの魔法(ただし正確に呪文を思い出せることはまれで、その呪文の効果が味方に対して脅威でないこともまれである)
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